アメリカの薬事情、
っていうか、
医療のシステムについて、もうちょっと。
といっても、
ワタシはよその街に住んだことがないので、
あくまでカサカサランドのお話。
例えば、
ワタシが飲んでいるアレルギーのお薬

これは、薬局で買えます。
体重がアメリカ人仕様なので、
1日2回のところを、1回しか飲みません。
ただし、
薬は並んでいなくて、商品パッケージ写真のカードが置いてある。
といっても、これはこのDだけ。Dは新しく出た薬らしい。
同じシリーズの古い、つまり、一般に広く飲まれた薬は、
普通に置いてあって、普通に買えます
カードを持ってレジに行って、
ID、身分証明書を出して、住所、氏名電話番号などを書いて、
はじめて買えるわけ。
たった1箱だけ。
飲みきる2日前(だったかな?)にやっと次のが買える仕組み。
これは、どこか別の薬局や、
どこか離れた街に行っても同じ。
オンラインで管理されているので、
ダメ。
昔、アメリカの推理小説で、
持病を持つ逃亡中の容疑者が、
薬局に薬を取りに来ているかどうかを全米の薬局に確認する
ってのを読んだことがあるけど、
そういう仕組みだったのね。
で、
anemoneの場合、アレルギーがひどいことになってるので、
医者に行くことに。
まず、決まった自分のドクター(Family Doctor)のところに行きます。
予約が必要です。
ファミリードクターの診察を受けて、
こりゃあアレルギーだね。ってことになったら、
このドクターが、必要に応じて、
ワタシの入っている保険がカバーする専門の医者や病院
(してない場合もある)
を紹介してくれ、予約を入れてくれます。
2ヶ月待ちとかザラですが・・・
やっとアレルギーの専門医を受診し、
薬を処方されます。
その薬が、これ。

そう、いっしょです。
薬局で買えるのですが、
処方してくれると、
まとめて2個買うことができるのです。
ははは
でも、これは大いに助かります。
要は保険に入ってなくて医者にかかれない人も、
同じ薬を薬局で買えるわけですね。
そして、薬によっては処方になると、保険が効くものもあります。
ちなみに、日本のように、処方箋という紙はくれません。
クリニックから直接、ワタシが指定した薬局に連絡が行くだけ。
ワタシは直接薬局に行って、
名前を言う。
生年月日や住所の確認を受ける。
薬を受け取る。
という流れ。
そして、アレルギーのような、持病の薬の場合、
なくなったらまた薬局に行って名前を言うと、
同じ薬を再び2箱出してくれるわけ。
補充可
(不可の場合ももちろんあります)
で、最初に薬局に行った医者からの処方内容はだいたい期限付き。
3ヶ月有効、とか、ま、色々ですね。
で、切れちゃってる場合は、
薬局がドクターに連絡して、延期の確認を取ってくれます。
ちなみに、身元確認ですが、
クリニックで診察を受ける際も、
受付で名前を言うと、
生年月日は?
住所は?
といった具合に確認されるだけで、
診察券とかはありません。
保険の有無を確認をされ、保険会社を聞かれることはあっても、
日本のように保険証で身分を証明するというものではありません。
ワタシはさらに、
アレルギーの注射を受けることになりましたが、
これは最初の1年は毎週でした。
受付で名前を言って、誕生日などで、身元を確認。
注射ですね?
と、言われ、待っていると、
名前を呼ばれ、入っていったら生年月日の確認をされて
プチュ
ただしこれははじめの2回だけ。
3回目
受付に行って、名前を言おうとすると、
anemoneさん?注射?
と、言われ、
はい。
と、言うと、
どうぞ。入って。
入っていくと、
スタッフが、
ハ~イ、anemone!!!
速攻で注射。
以上。
受付から注射を打つまで5分もかからない。
どうよ??
みごとじゃない?
ちなみにけっこう大きなクリニックで、
個人の診療所みたいなトコじゃないの。
その受付はドクター数人を担当しているはず。
アレルギーの注射は、予約はいらなくて、
好きな日に好きな時間に勝手に行っていいの。
なので、ワタシが行くことがわかってるわけじゃないの。
カサカサランドはアレルギーのメッカなので、
いつ行っても結構な数の人が注射に来てるのよ。
でも、
受付に新人が入った時以外に名前を名乗ったことがないのだよ。
すごくね?
いつ行ってももう、名前を覚えてくれていて、
何のわずらわしさもなく、終わっちゃうわけ。
注射はワタシの場合、保険会社が全部カバーするので、
行って注射するだけなの。
診察は、場合によるけど、
通常、
毎回決まった額(うちの保険は今は$20)を払います。
差額を保険会社が払うシステム。
日本と大きく違うのは、
医者は薬を出しても儲からない。
医者と薬は完全に別のもの。
ってこと。
風邪で熱が出たくらいで医者に行ったら、
薬局で市販の解熱剤を買って飲みなさい。
とか、
咳止めの薬はあれがいいよ。
とか言って、メモしてくれたりする。
あったかくして、
消化のいいものを食べて、
寝なさい。
以上。
ひどい場合は抗生剤など、普通は買えない薬を処方され、
同様に薬局に買いに行く。
以上。
とりあえず不自由を感じてはいないので、
これでいいのでは??って、感じです

あ、予約する暇もなく今すぐ診てもらいたい場合は、
それはそれで別の窓口(日本の医者のように順番で待つ仕組み)
があるので、心配はいりません。
みこちゃんのおくすりはこれ

・
いつも、遊びに来てくださってありがとうございます。
コメントとっても嬉しいです

・